野鳥 Nordmann's greenshank

2016/09/27 Tue 23:00




カラフトアオアシシギ

Nordmann's greenshank
Tringa guttifer
全長29-32cm


2016.9.24




ものの本によると、

「世界的に個体数の少ない種で、日本には数年に1羽か数羽が渡来するに過ぎない。」

「東アジア地域で最も個体数の少ないシギとされる国際的な希少種。繁殖地のサハリン周辺では、
生息環境の悪化が進行しており絶滅の危機に瀕している。」

などと書かれており、こちらに現れたのは約28年ぶりだそう。




さすがにこれほどの珍鳥となると、

遠方からも集まるわけで、

茨城、鎌倉から来られた方もおられましたが、

最近、野鳥ファンの行動力に慣れてしまったのか、

以前ほどは驚かなくなっている自分がいます。

この鳥のためなら遥々来る価値はあるでしょう。




情報を頂いてから、その姿かたちをネット、図鑑等の画像をスクリーンショットしたりして、

一応記憶もして挑んだわけですが、この微妙な違いに気づけるかどうか。

実際前日に見た方は、

アオアシシギよりも、くちばしの基部がビックリするほど太かったとか、

緑がかっていたとか、体全体が白っぽかったとか。




幸運にも家から車で20分の近場なのだが、、、

近接する公園の松林一帯が

ポ〇モンの巣になっていて

常に駐車場もいっぱいという状況。

駐車するのに30分も待つとか。



ポ〇go以前は、

休日でもまったく人がおらず、綺麗で、鳥も猫も人ものんびりできる空間だったのに

今は一夜明けるとゴミの山ができるという。

レア種を探したくなる気持ちは、とてもとてもわかるが、

ゴミだけは勘弁してほしい。



まあ、そういうことで、

秋の渡りが始まっていても

この夏は一度も訪れなかった。

早朝の干潮時にパッと撮って帰ろうと思っていたのですが、、、

干潟がなくなってもヤツは現れず。。

アオアシシギの群れと一緒に行動しているらしいということなので、

アオアシシギの小群がやってくるたびに、一羽一羽確認していくのですが、

特徴に合うやつは飛んでこない。。。

P2560031.jpg
くちばし基部が太く見えたコイツも違った



見栄えがするので、いつもは主役であってもおかしくないホウロクシギが

かなり近くを歩いてくれていたのですが、

P2560106.jpg

予備バッテリーを忘れたので今日はほぼ観察のみ。。



雨も降ったり止んだり。

前日までに撮影済みの方は帰り始め、


・・・抜けちゃったんじゃないの?(旅鳥なので南下してしまったという意味)


という一抹の不安が、会場に漂い始めたころ、、

スコープで約450m離れた導流堤を眺めていた方が、



「見つけた。絶対間違いない。」とおっしゃり、

そのスコープに群がる我々。

教えて頂いた場所をあらためて自分のスコープで覗くと、

アオアシシギとオグロシギたちが餌を採っていて、

そばにいたオグロシギと比べると、アオアシシギかなとなんとなくわかるけど、

目的の、くちばしが太いヤツかどうかまでは自分には全くわからない。

P2560189.jpg

拡大↓

P2560189-2.jpg
この真ん中のヤツ。
(カメラを通さないで覗くともっと解像します)

これがヤツなのか?なぜわかるんだ?

でもヤツであってほしい。

また潮が引き始めたら、昨日いたこの場所へ戻ってきてほしい。

皆がそう思っていた。




やがて

満潮になり




一旦、携帯の充電をするために車に行き、15分後に戻ると、

「今、目の前に飛んできたんだよ!」と騒ぎになっていた(泣)

どうやら、さっきの導流堤からアオアシシギの群れがこっちに飛んできて

その中の一羽だけが、なぜか群れを離れ、砲列の前に着水し、

でも、まだエサを採るには水位が高いことに気づき、すぐに飛び去ったと。

撮った人が画像で確認すると、そいつがヤツだった(さっきのスコープの人は正しかった)。

このとき撮れた人は一人だけだったらしいが。

似てはいるが、種が違うので、全く同じ行動はしないというわけか。



しかし、

俺がいないから飛んで来たのでは・・?
俺がいないほうがいいのでは・・?と訳の分からない被害妄想も入り、、、、

ながらも、

このままどんどん潮が引いていけば、昨日みたいに、また戻って来るんじゃないの?

と、かすかな希望も。



それからさらに2時間経過。

雨脚が強まる中、徐々に干潟が現れてきた。

そしてついに、アオアシシギの小群が70m程の場所に着水。

013A0957.jpg







その中に、ヤツがいた。







P2560372.jpg
左がヤツ、右がアオアシシギ
確かに、くちばしの基部がやや太く、緑がかっていて、足は黄色っぽい。
アオアシシギとはいろいろ違う。




P2560325.jpg
手前のヨシ原が完全に前ボケで入ってしまっていますが、狙い通りです(嘘)。
興奮状態でマニュアルでピント合わせてると気づかないものですね。まあ撮れてるからいいんです。


というわけで、

何もない堤防で8時間待ち(新記録)。
皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。
無事成長し繁殖し、いつか希少種ではなくなることを願いたいですね。













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